URLを考える上で最低限おさえておきたいこと:URL正規化
URLを考える上で最低限おさえておきたいこと、それは1ページ、1のURLにすることです。これを正規化といいます。
え、そんなこと当たり前じゃないか?って。いいえ、意外とみなさんできていないんですよ。サーバー側の設定ミスや何気なく、ミラーページを意図せず作ってしまっているケースはよくあります。ぜひ、一読してみください。
Googleは1ページに対して、複数のURLが存在すると混乱してしまい、ページの評価が分散してしまいます。最終的には、自動的に統一してくれますが、正しく評価されません。
最悪の場合、重複コンテンツとして認識され、削除されてしまうケースもあります。
URLが統一されない事例は以下の5つのパターンです。
パターン
1、indexのありなし
例) http://example.com/ http://example.com/index.html http://example.com/index.php など
2、SSLのあるなし
例)http://example.com/ https://example.com/
3、wwwのありなし
例)http://www.example.com/ http://example.com/
4、パラメーター
例)http://www.example.com/?sem123 http://www.example.com/
5、スラッシュがあるなし
例)http://www.example.com/ http://www.example.com
※Googleは階層を分けて判断しておりますので、これも別々のURLとして判断します。
これらのパターンが発生していないか、きちんと確認するようにしましょう。
統一する方法はいくつかあり、必ず1か2のどちらかは実行するようにすることをおすすめします。3は必ずしてください。
ポイント
1.サイト内のSEO対象ページへのリンクは統一すること
2.SEO対象ページと同一内容のページ(ミラーページ)が存在しないこと
URL正規化方法
1、301リダイレクト
Googleが一番推奨しているやり方です。サーバー側で設定できるのであれば、ぜひやって欲しいですね。
URLが統一された状態で表示されるので、一般ユーザーがリンクを貼るときも間違えてはられる心配も
なくなります。
「.htaccess」ファイルに記述を書いて、サーバーのルートディレクトリにアップをしましょう。
例)wwwありなしの統一の場合
wwwあり⇒なしへ統一
Options +FollowSymLinks RewriteEngine on RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www.example\.com RewriteRule ^(.*)$ http://example.com/$1 [R=301,L]
・青文字……リダイレクト元
・赤文字……リダイレクト先
「example.com」の箇所を自ドメインに置き換えてくださいね。
2、Canonicalタグの実装
Canonicalとは、2009年頃に作られたURLの正規化するためのタグです。301転送と同様に効果があります。
レンタルサーバーやブログなど、転送をかけることができないサイトのために作られたタグです。
また、パラメーターつきのURLでABテストを行うときに最適です。
====設置方法==== <head>内に以下の一文を加えるだけです。 <link rel="canonical" href="正規URL"> ====================
注意点:あやまって設置してしまう場合がありますので、最新の注意を払ってくださいね。
以前、配下ページすべてにTOPのURLを設定して、すべてインデックスが消えた事例があります。
3、内部リンクの統一 (必須)
内部リンクを統一していないとリンクジュース(評価)が分散してしまいます。
きちんとルールを設けて、リンクを設定するようにしてください。
以外と制作はこのことを知らないことも多く、特にindex.htmlをつけっぱなしに
なっているサイトはよくみかけます。
最後にGoogleのスターターガイドの一文をご紹介します。
Googleの公式見解でも1つのURLに統一するよう記載されておりますので、URLを考える際は、正規化を意識するようにしてみてください。
URL統一:悪い例
ラウンド1:http://www.round1.co.jp/
悪い例 「index.html」「https」が統一されていません。
※内部リンクが統一されていない
http://www.round1.co.jp/index.html
□表示されるURL
https://www.round1.co.jp/
http://www.round1.co.jp/index.html
インデックスのURL統一はSEOのもっとも基本的な施策ですので、ぜひ行ってください。
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