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-WelqのコンテンツSEOの手法-どうやって彼らは検索上位を占めたのか!?


Welqはモラル的に問題があるサイトでしたが、コンテンツSEOの手法としては基本に忠実に作られたサイトでした。
3月13日に第三者委員会の発表がありましたが、その中でSEOの手法や体制についても触れられているので、ご紹介したいと思います。

第三者委員会から発表されたSEOの実績

DeNAの第三者委員会から発表されたPDFは、270ページに及ぶ内容になっています。

その中でSEOに関する記述は、P173から記載されていました。Welqはオーガニック経由の1日のUU数(SEO DAU)という指標で管理しています。
DAUという表現がなんともアプリの会社っぽいですがwww

しかしながら、1日のオーガニック経由のアクセス数が250万という数字は驚きの数字です。また、月の記事掲載数が2,000本を超えるんだからそりゃー、校正をする暇もないわな、と思わざるを得なません。


http://v3.eir-parts.net/EIRNavi/DocumentNavigator/ENavigatorBody.aspx?cat=tdnet&sid=1450400&code=2432&ln=ja&disp=simple

WelqのSEO手法

WelqのSEOにおける基本理念

質の高い記事を作成を目指す。

質の高い記事とは、彼らの捉え方としては”網羅性”と”専門性”を満たしたものと考えていたようです。それは概ねGoogleが考える意図と変わりません。

では、Welpの考える網羅性とは何なのか?
ユーザーがキーワードを検索する場合に、1つのウェブサイトを閲覧するだけで必要な情報が得られるようにすることが理想と考えています。そのキーワードについて検索した場合、検索結果上位の記事に掲載されている情報を漏れなく盛り込む。

また、そのキーワードに付随して、検索されることの多い予測キーワード(サジェスト)に関する情報をなるべく多く盛り込むことで、専門性、網羅性の高い記事が作れると考えていたようです。

Googleは1つの単語からさまざま検索意図を読み取って、結果を表示しています。
「花」というキーワードでも、花を買いたい、花言葉を知りたい、花の名前を知りたいなどあり、Googleは合せて検索された単語や同時に使われている言葉(共起語)、CTR、再検索、被リンクの文言といった方法でクエリニーズを把握して、最も多いものを返しているのです。

そのため、上位のサイトはユーザーニーズを満たしているものであり、それを参考にユーザーが何を求めているのか、把握する手段として間違ってはいません。
また、サジェストもニーズを把握する上で、とても大切な手段です。

例 睡眠の検索結果上位

※2017年3月14日順位

順位 タイトル内容 見出し、内容
1位 睡眠 wiki
2位 睡眠負債ヤバイ 睡眠の質を改善する、昼寝
3位 睡眠のメカニズムを知ろう 眠りのための基礎知識、レム睡眠、ノンレム睡眠
4位 日本睡眠学会 学会
5位 理想的な睡眠時間は何時間? 1日に必要な睡眠時間は個人によって異なる?、より良質な睡眠をとるために
6位 睡眠力チェック| 睡眠力チェック

これだけみても「睡眠」で検索する人は、睡眠不足や、睡眠の質を改善したいんだなとか、良質な睡眠の方法などをクエリのニーズを把握することができます。

さらにサジェストをみてみましょう。

やはり「障害」や「質」という言葉がでてきています。さらに「無呼吸症候群」なども出てきているので、質と障害と合せて、無呼症候群を疑いましょうというコンテンツになるわけですwww
きちんと医師監修や取材があれば問題なく、ユーザーニーズに答えた最強のコンテンツでしたね。

WelpのSEOマニュアル

しかし、Welpの問題の1つにコレを大量に発注するために、マニュアル化してしまったこと。

そのタイミングで”参考”から一気にコピペリライトへの意識が向かってしまいました。このマニュアルはもはやクエリニーズを把握しよう、というよりも上位のサイトをパクってさらにオリジナル文章を書き足してください、といっているようなものですね。

結果的にはクエリニーズを把握して、網羅性がある記事ができ、なおかつオリジナルの内容が追記される。SEO的には問題がないわけです。

肩こり 幽霊が原因と書いてしまったのも、サジェストをみればわかります。

泣く泣くライターも肩こりの原因は幽霊かもと書いたのでしょう。どれだけ世の中人は幽霊の存在を信じているのでしょうねwww

これが医療サイトではなく、スピリチュアルなサイトだったら全く問題なかったはずですが、企業サイトとしてはモラル違反です。

WelqのSEO手法まとめ

1,上位10サイトのタイトルや見出し(hタグ)からクエリニーズを把握
2,サジェストからクエリニーズを把握
3,上記内容をタイトルや見出しに使い、網羅性のある記事を作成
4,さらに上位サイトよりも詳細に書くことで付加価値加えていく

上記の方法をきちんとやっていけば、SEO的に評価されたコンテンツを自然と書くことできるでしょう。

ただし、記事の内容整合性や、パクリなどはしないようきちんと編集してくださいねwww

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