URLの擬似静的化は行ったほうがよいのですか?という質問をよく受けます。
これは私の見解ですが行ったほうがよいというのが私の結論です。
メリットは以下の2つ。
1,階層を整理できるので、ビックワードやミドルワード対策になる 2,URLを短くすることでユーザーに共有されやすくなる
賃貸サイト一覧例)対策キーワード 「賃貸 池袋」
目次
◎ http://example.com/chintai/ikebukuro/ ⇒URLをみただけでどの階層にいるか理解できる。 Chintaiの配下にページ量が増えるため、賃貸としても 評価されやすい。
○ http://example.com/chintai/02/ ⇒02がコードのままだが、URLは短く共有されやすい。 階層も整理されている。
× http://example.com/?01&02 ⇒パラメーターコードのまま。パラメーターが複雑の場合は Googleは理解できません。また、階層が整理されていないので、 評価されません。
Googleのスターターガイドにも以下の様な記述があります。
.htaccessを使って、静的化をすることをおすすめします。
Googleの公式見解は動的URL?
ちなみにGoogleは動的URLのほうがよいと公式見解はパラメータ付きURLを推奨しています。
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2014/03/faceted-navigation-best-and-5-of-worst.html
海外SEOの鈴木健一氏も述べておりますがジョン・ミラー氏は2014年のSEO関連フォーマルでも言及しているようです。
ですが、パラメーターも複雑だとさすがに
パラーメーターの文字数が長かったり、「?」や「&」などの演算子が3つ以上あったりすると
Googleもインデックスしづらいようで、静的化をしてから大幅にインデックス数が促進されました。
以下はGoogleスターターガイドのキャプチャです。
パラメーターやセッションIDなどを含むURLは使用しないこと(URLの静的化)をスターターガイドにて推奨されています。
パラメータやセッションIDなどを含むURLの場合、ディレクトリ構造が悪くなり、検索エンジンにサイトのテーマ性が伝わりづらくなる可能性があります。また、URLが長くなり検索エンジンが認識しづらくなる可能性がありますので、避けたほうがよいでしょう。
特にロングテールワードの流入数を増やしたいなら、
静的化をおすすめいたします。
静的化のポイント
静的化を行う際のポイントは3つです。
1、「?」や「&」などの演算子が含まれない様にすること
2、階層が深くなりすぎないこと
3、意味のあるURLにすること(推奨)
URLの静的化:設定方法・サンプルコード
実際の「.htaccess」ファイルのサンプルコードをご紹介いたします。
.htaccessファイル記入例
RewriteEngine On
RewriteRule http://example.com/categorylist_([0-9]+)_([0-9]+)/$ http://example.com/category/list.cgi?category_id=$1&page=$2 [L,NC]
※ [0-9+]: 任意の数字
※ (): 左記の()の中身は順番に$1、$2にリライト
【http://example.com/categorylist_任意の数字1_任意の数字2/】
でアクセスがあった場合に、
【http://example.com/category/list.cgi?category_id=任意の数字1&page=任意の数字2 】
のファイルを実行する。
上記の書き方でリライトすることができます。
URLの静的化:良い例 価格com
良い例「条件を絞った場合でも、静的化されたURLが生成され、ディレクトリ構造が整備されています」
URLの静的化:悪い例 ジャパネットたかた
悪い例「条件を絞った場合、動的化されたURLでページが生成されている」
URLの静的化の効果
某サイトで実際に静的化を行ったデータを共有します。効果が現れるまでに、半年かかりましたが、静的化を行ってから、徐々にインデックス数が伸び、ミドルワードやロングテールワードで、流入数が約3倍ちかく上昇しました。