キュレーションサイトは本当に順位が下がったのか!? 品質改善アルゴリズム分析 2月3日発表
品質向上のアルゴリズムの発表
目次
2017年2月3日(金)にGoogleのアルゴリズムにウェブサイト品質方法の
判断基準に改善を加えたことが発表されました。
昨今のキュレーション問題を受けて、”日本独自”で動いたようです。
▼日本語検索の品質向上にむけて https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/02/for-better-japanese-search-quality.html
日本独自でアルゴリズム更新し、発表するのは異例のことで、
少なくとも2009年以降、スパム以外ではなかったと思います。
WELQアップデート、キュレーションアップデートなんて呼ばれていますが、
対象になっているサイトはキュレーション以外も存在している状況ですね。
アルゴリズムの特徴
・大変動というわけではなく、ごく一部のサイト
・キュレーションだけなく、一般の低品質のサイト
・サイト単位ではなく、ページ単位の傾向が強い。
・手動ではなく、あくまでアルゴリズムによる評価
※2/9追記 サイト単位でも場合によっては影響を受けるとGoogleは公言しています。
A.ページによって受ける影響もあるし、サイトとしての評価もしている。 #inhouseseo pic.twitter.com/Qy4BTF521J
— Hirokazu Arino (@kan1arino) 2017年2月8日
下がったサイトの特徴と傾向
SEOコンサル時代のようにすべてのクエリをベンチマークしているわけではないので、
あくまで記憶を頼りにまとめていますが、以下のような特徴が見受けられました。
2、SNSのサイトを勝手に持ってきているサイト
3、特に著作者が明確ではない素材を加工せずに使っているサイト
※特にフリー素材や有料素材などの明記が見つからなかったため、ほかの条件に当てはまっているかもしれません。
1、画像の引用元や出典と記載し、自社サーバー(クラウドサービスなども含む)に上げてしまっているもの
■retrip
キーワード「京都 雪 おすすめ」3位→12位
https://retrip.jp/articles/75713/
■kaumo
キーワード「池袋 日本酒 おすすめ」 5,7位→30位
https://kaumo.jp/topic/65590
■matome
キーワード 「冷え性 改善」 4位→12位
https://matome.naver.jp/odai/2135739008891503801
■curet.jp
http://curet.jp/article/16642
2/9 1は順位は回復傾向にあります。
2、SNSのサイトやほかのサイト素材を勝手に持ってきているサイト
■恋愛JPコラム
http://ren-ai.jp/91182
⇒アイキャッチ画像として使われている画像は、海外のSNSのサイトから勝手に持ってきたもの。
◆コピーライトが明記されている海外のサイト
http://www.hln.be/hln/nl/33/Fit-Gezond/article/detail/2736734/2016/06/15/8x-dagelijkse-gewoontes-van-supergezonde-gezinnen.dhtml
https://editionf.com/Kinder-und-Ihr-unkompliziertes-Glueck
↓
大本のサイトは海外の写真SNSサイト
https://unsplash.com/
上記のサイトから持ってきたことがわかります。
■mamanoko
https://mamanoko.jp/articles/27519
⇒赤ちゃんの画像はディスクトップ用で素材として使って良いわけではない。
大本のサイト
http://www.desktophdwallpapers.in/cute-baby-wallpapers/happy-baby-child-mood/
3、特に著作者が明確ではない素材を使っているサイト
■マーミー
http://moomii.jp/baby/amountofmilk-baby.html
■健康生活
https://health-to-you.jp/stomachpain/ituumiwakekata1107/
■カラダノート
https://karadanote.jp/10272
まとめ
今回のアップデートでは画像の著作権違反をしているサイトが下降傾向にあるようです。ペナルティとまではいかず、減点評価という感じの印象です。
文章の類似率やテキスト量など調査しましたが、特に影響はないようです。
■課題
・滞在時間、CTR、直帰率などは実データをみていないので、ひきつづき調査が必要ですね。
※2017年2月7日 追記
一部のキーワードで順位の戻しが入っていることを確認。ちょっとサンプルがもっとほしいですね。
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